号外Vol.07 1999.10.1発行
ティーグラウンドが平らだと思ったら、大間違いです。わずかに中央が盛り上がっている場合が多く、少しでも前から打とうとすると、左足下がになる場合が結構あります。ルール上は、ティーマークから後ろに2クラブ分の長さだけ下がって打てる事になっているので、足場とボールの位置が、できるだけ水平になる場所を選んでティーアップしましょう。ティーショットの飛距離が1、2メートル落ちることは、それほど大きな問題ではありません。是非一度、グリーンの傾斜を読む要領で、ティーグラウンドの傾斜を確認してからティーアップの位置を決めてみてください。
「たいらな所までさがって打つか・・・・。」
もう一つ、ティーマークの向きにだまされる事があります。目標のフェアウエイに向いて打ったつもりが、実は2つのティーマークを結ぶライン垂直な方向に打ってしまうことがあるのです。特に、几帳面な性格の方は曲がった事がきらいで、どうもそういう傾向があるようです(笑)。左にOBをしてしまった。よく見るとティーマークが左に向いていたということがあるものです。ティーマークの向きに惑わされることなく、しっかりと狙いを定めて打ちましょう。
「何となくティーマークと違う方向に打つのは気持ち悪いが・・・・。」
最近、スパイクレスやソフトスパイクなどが流行っており、金属製のスパイクが禁止されているコースも増えて来ました。しかし、足元のスリッを考えると、どうも私の経験ではスパイクレスは今ひとつです。特に濡れたティーグラウンドや砂がまかれて滑りやすいティーグラウンドでは、よく素振りをして、足元がゆるまないかのチェックが大切です。
練習場との違いの一つに、ティーアップの高さがあります。練習場では通常足場は固いマットと、ボールはマットの穴から突き出たゴムのティーの上、というのが多いと思いますが、この場合はマットから突き出た高さが、イコールティーの高さです。しかし芝のある実際のティーグラウンドでは、靴底の位置は、地面から体重でつぶされた芝の高さ分浮いたところであり、ボールの位置はその靴底に対してどれくらいであるかを考えるべきです。芝の表面(葉の先端)からの高さでティーの高さを決めてしまっては、随分靴底の位置とは違ってきます。微妙な違いかもしれませんが、靴底の高を基準に、ティーの高さを決めた方がよいでしょう。
「芝の深さも計算して・・・・。」
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