R&M.Vol.10 1999.12.24発行
今回のテーマはグリーン上の問題です。よく起きそうな事をメインに、基本的なルールとマナーをお話します。
球がカラーの部分ぎりぎりにある時に、これがグリーン上の球かどうか、悩む事があります。グリーン上かそうでないかで、かなり規則が異なりますので、この定義はしっかり覚えておいた方がよいと思います。
球の一部がグリーンに触れていれば、その球はグリーン上の球といいます。球に付着した泥のみがグリーンに触れている場合など、グリーン上の球でないので、マークして拾い上げる事はできません。
下りのラインで、まさか当たらないと思うホールの反対側の同伴競技者の球まで行ってしまう事がありますが、当たった場合は2打罰になります。当てられた方は、元の位置にリプレース、当てた方は止まった所からのプレーとなります。
旗竿が立っていても、グリーン上に置かれていても、グリーン上から打った球が当たれば、2打罰で止まったところからのプレーとなります。もちろんグリーンの外から打った場合は、無罰です。もし、旗竿を持っているキャディに当たった場合も、2打罰ですが、当たったボールがカップインした場合は、球が止まった所からプレーすることになっているので、カップインは認められます。
自分のラインが、自分より先に打つ人と近い時などに、ホールの向こう側に座り込んでラインを見たり、真後ろからラインを確認する人がいますが、これはマナー違反です。また、プレーヤーがストロークをするとき、キャディやパートナーなどをパットの線、つまりプレーヤーがパットしようとしているラインの後方線上やその付近に立つことを許してはならないという規則があります。この規則は2000年より、グリーン上だけではなく、コース上のどこでも、パットの線やプレーの線の後方線上やその近くに、自分のキャディやパートナー、そのキャディが立つことを許してはいけない事に改められました。
自分が打つ場合は、人を立たせず、同伴競技者が打つ場合は、ライン上またはその付近に立たないようにするのがよいでしょう。
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