発行日 1999/11/19
■11-1(男性Mさん)
ゴルフは理論、今回のスペックの読み方(1)は非常に読みやすく書かれていたと思います。クラブを選ぶときの参考としてスペックを見るのは結構楽しいものですね。スペックの書き方も時代があるようで昔はシャフトの硬さとバランス位だったと思います。昔はヘッドの大きさがほぼ同じで複合素材の使用も禁止されていましたのでヘッドのスペックはほぼ同じ、シャフトもスチールのみなので「硬い=重い」でしたから他に示す必要もなかったのかもしれません。(基本的にフィーリングや経験でクラブ作っていたようですし)
しかし、今はヘッドの種類も増え、シャフトもいろいろな種類のものが作れるようになり、昔のようなスペック表記では言い表せなくなったのですね。
さらに、スペックにも流行があるようですね。昔は低重心化を強調するためにソール側から計るSS高と言っていたのに最近は有効打点距離と言うようになったのが良い例ですね。
ただ、これらスペックだけではどうしてもフィーリングの違いを表せないのが難しいところだと思っています。たとえば、スペック上クラブの感性モーメントが同じでもシャフトの重量配分やグリップの太さが異なれば振りやすさが変わりますし、インパクト音の違いで弾き感が変化するなど数字ではどうしても表せないフィーリングが、結局は重要な要素になってくると思います。今後クラブがますます科学的に解明されていけば、理屈好きな私のようなものはますます楽しめるようになると期待しています。
■11-2(30代男性Tさん)
今回のように技術的な解析を、理論できっちり説明していただくのは理系の私にとって,十分納得のいくものです。感覚、フィーリングは人それぞれ異なるのでそれも大事だと思いますが物理学的に裏づけされた理論は、その感覚を承知の上でみると非常に参考になります。